新車購入。消費税10%の時と8%の時。どっちがお得か?
消費税10%は10/1以降納車分より
納車が2019/9/30までなら消費税8%で買えます。
消費税に関してはそうなのですが10/1より自動車取得税が廃止されます。普通車だと3%が0%になります。
しかし環境性能割がかかるようになります。でもそれは2020/9/30までちょっと減税。
あと自動車税も安くなります。計算結果は下に!
消費税8%->10%
消費税が2%アップします。200万円の車なら4万円UP。なかなかの額です。ちなみにクレジットカードで買った場合のポイント還元も自動車は受けれれませんのでご注意ください。
しかもクレジットカードでは帰るのは20万円分とか一部だけのはずです。
自動車取得税 普通車3% 軽自動車2% 廃止
こちらは廃止されます。もともと消費税がかかってさらに取得税と税金に税金がかかる2重構造。こんなもの廃止でOKですね。
環境性能割(NEW税金)新車・中古車両方
2020/9/30まで
エコカー基準 | 普通車 | 軽自動車 |
---|---|---|
★★★★かつ 2020年度燃費基準+20%達成 | 非課税 | 非課税 |
★★★★かつ 2020年度燃費基準+10%達成 | 1%-1%で非課税 | 非課税 |
★★★★かつ 2020年度燃費基準達成 | 2%-1%で1% | 1%-1%で非課税 |
上記以外 | 3%-1%で2% | 2%-1%で1% |
非課税になるのは電気自動車や燃料電池自動車、天然ガス自動車、プラグインハイブリッド車、クリーンディーゼル車と、 ほとんどのハイブリッド車以外のクルマ。ガソリン車だとあまり恩恵は受けられないそうです。
自動車税の減税(新車のみ!)
2019/10/1以降登録の車の自動車税が減税されます。こちら一時的なものではなくずっとです。ただ大排気量車は1000円だけとさほど安くはなりません。
排気量 | 2019/9/30まで | 2019/10/1以降 | 減額分 |
---|---|---|---|
軽自動車 | 10,800円 | 10,800円 | (-0円) |
1000cc以下 | 29,500円 | 25,000円 | (-4,500円) |
1500cc以下 | 34,500円 | 30,500円 | (-4,000円) |
2000cc以下 | 39,500円 | 36,000円 | (-3,500円) |
2500cc以下 | 45,000円 | 43,500円 | (-1,500円) |
3000cc以下 | 51,000円 | 50,000円 | (-1,000円) |
以降 | (-1,000円) |
わかりにくいので実際に計算してみました。
本来自動車の購入時にかかる金額は重量税や法定費用を含めもっとややこしいのですが 簡単にするために10%消費税時に価格が変わる要素のみを使って計算しました。
250万円の普通車+エコカーで非課税
250万円の普通自動車(1500cc燃費基準+10%達成)に50万円分のオプションをつけて購入した場合
車両本体価格 | オプション | 消費税 | 自動車取得税 | 環境性能割 | 自動車税 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
250万 | 50万 | 24万(8%) | 8.25万 | 3万4500 | 335万7000 | |
250万 | 50万 | 30万(10%) | 0円 | 3万0500 | 333万0500 |
なんと増税後の方が安く買えている。
250万円の普通車+エコカー
下はもう少し環境性能割がかかるパターン250万円の普通自動車(1500cc燃費基準)に50万円分のオプションをつけて購入した場合
車両本体価格 | オプション | 消費税 | 自動車取得税 | 環境性能割 | 自動車税 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
250万 | 50万 | 24万(8%) | 8.25万 | 3万4500 | 335万7000 | |
250万 | 50万 | 30万(10%) | 3万 | 3万0500 | 336万0500 |
こちらは増税後の方がちょっと高い。
150万円の軽自動車
軽自動車の場合
車両本体価格 | オプション | 消費税 | 自動車取得税 | 環境性能割 | 自動車税 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
150万 | 50万 | 16万(8%) | 3万7000 | 1万0800 | 220万7800 | |
150万 | 50万 | 20万(10%) | 0円 | 1万0800 | 221万0800 |
自動車取得税は
希望販売価格250万円の普通自動車に50万円分のオプションをつけて購入した場合
想定される課税標準基準額:(250万円×0.9+50万円)×3%=82500万円
課税額から計算するが上の表は比べるために消費税がかかる前で計算しているので、若干自動車取得税が安く出ていると思われる。
結論・あんまりかわらない
結果としてうまく相殺しあってあんまりかわらないということになりましたが、エコカー度合いによって差は出てくるかもしれません。いずれにせよ焦って買うほどでもなさそうですね。
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