徹底検証!月々1万円諸経費込みリースはお得か
月々1万円諸経費込みで車が持てるというリースがあります。
たまに自動車屋さんで広告が入るのですが7年リースで軽自動車の場合、諸経費込みで月々1万円。ボーナス時に3万円です。
諸経費には車検、自動車税や重量税、自賠責も含まれています。また自動車にはマットとバイザーが付いています。
残額設定型のローンとは違って車検や税金も含まれているのが新しいのですがはたして本当にお得なのでしょうか?
徹底検証してみました。
軽自動車
リースでの支払いは月々1万円・ボーナス3万円で年間15万円で7年間105万円
買って7年で売却した場合は場合は下記内訳になります。
- ・自動車税10800円/重量税2500円/自賠責12520円
- 合計2.6万円×7年間で18万円
- ・車検2回6万円(重量税・自賠責抜き)
- ・自動車購入代金110万円程度(7年後に下取り50万円 差額60万円)
合計84万円程度になり、新車で買うよりもリースの方が21万円高いということになります。 ただし自動車の購入費用を全額自動車ローン3.8%で支払った場合は自動車購入代金が134万円となりリースの方が3万円安くなります。
(車両価格はチラシに載っていた価格です)
TOYOTA タンク(コンパクトカー)
リースでの支払いは月々1万円・ボーナス5万円で年間17万円で7年間119万円
買って7年で売却した場合は場合は下記内訳になります。
- ・自動車税29500円/重量税7500円/自賠責12915円
- 合計5万円×7年間で35万円
- ・車検2回8万円(重量税・自賠責抜き)
- ・自動車購入代金135万円(7年後に下取り70万円 差額65万円)
合計113万円程度になり、新車で買うよりもリースの方が11万円高いということになります。 ただし自動車の購入費用を全額自動車ローン3.8%で支払った場合は自動車購入代金が163万円となりリースの方が17万円安くなります。
(車両価格はチラシに載っていた価格です)
TOYOTA アクア1.5
リースでの支払いは月々1.5万円・ボーナス5万円で年間23万円で7年間161万円
買って7年で売却した場合は場合は下記内訳になります。
- ・自動車税34500円/重量税7500円/自賠責12915円
- 合計5.5万円×7年間で38.5万円
- ・車検2回10万円(重量税・自賠責抜き)
- ・自動車購入代金165万円程度(7年後に下取り75万円 差額90万円)
合計148万円程度になり、新車で買うよりもリースの方が22.5万円高いということになります。 ただし自動車の購入費用を全額自動車ローン3.8%で支払った場合は自動車購入代金が200万円となりリースの方が12.5万円安くなります。
(車両価格はチラシに載っていた価格です)
リースする会社の利益
リース会社は下取りではなく自社で高く売ることができるので会社的には利益は十分にあると思います。
また、車検も自社でできるし、ローンの金利分ぐらいの利益はあるということですね。
個人のメリットとデメリット
一方個人の場合は、キャッシュで買えるなら買ってしまった方が安いものの、ローンを組む場合はリースの方が安くすみそうです。
しかし、リースなので7年後には返さなくてはいけなくなり、もし10年以上乗りたくても出来なくなります。また車検などは別のところを選ぶことはできません。
とはいえ価格的にも悪くないと思うのでもし、全額ローンならば検討しても良いと思います。
私の場合はお金を貯めてキャッシュで買うのが一番安いのでキャッシュをオススメしますが、
そうでない場合も多い目の頭金を用意して金利1%などの安いローンを見つければ購入の方が安い場合もあるので十分検討しましょう。
結論
全額ローンなら諸経費込みリースのほうがお得
ただしデメリットも要検討
キャッシュで買えるなら買った方がお得
なにより自由度が違いますね。
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